INTERVIEWあなたを輝かせる人生のヒント

コロナ禍でもう一度実感した‟お客様と向き合うこと“の大事さ。
そのためのチャレンジは忘れないでいたいんです。【後編】

エルメスジャポン株式会社 横浜高島屋店

山下真代さん

プロフィール
大学卒業後、みずほ銀行にて国際取引業務に従事。その後、2003年株式会社ルイ・ヴィトンに入社し、表参道店にて勤務。2008年からはエルメスジャポン株式会社へ入社し、伊勢丹新宿店、そごう千葉店、名古屋三越栄店、本社人事部、日本橋高島屋店を経て、横浜高島屋店にて現職。販売員として日々接客に邁進する傍ら、セールストレーナーとして後進の育成にも関わる。

 

自分を整える時間を持つ。

実は、私は販売職に就く前に事務職として勤めていたんです。でも同じことの繰り返しの日々を過ごすうちに、アルバイトで接客をしていたときの楽しさが忘れられず、やっぱり人と関わる仕事がしたいと思い、販売職に転職したんです。転職してから、改めて販売職の素晴らしさに気づきました。販売のお仕事は、単に物を売るだけではないと思っています。商品を手に取るだけで、お客様がワクワクしたり、幸せな時間を過ごすことができる。そんな目に見えないプラスアルファも一緒に販売していると思っています。販売のお仕事に就いてからは、そうした日々新鮮な経験ができていると実感しています。

 

以前は、仕事とプライベートを両立させないと…と思いすぎていましたが、いまはオンとオフの切り替えをしっかりするということを一番大事にしています。ライフワークバランスが崩れてしまうと販売員のお仕事は大変になってしまうなと思います。

最近海の近くに引っ越したので、休日は犬とのんびり散歩したり、庭いじりをしたり、仕事のことを全く忘れて、無理せずゆったりとした時間を過ごしています。それが仕事の基盤にもなっていると思います。あとは、やはりこのお仕事は心と身体が健やかであることが大事だと思うので、ピラティスをしたりして体と向き合う時間を作るようにもしています。日々過ごす環境は、すごく大事かなと思います。

土日がお休みでないこともありますが、今はなかなか行けませんが、友人とは平日にランチをするとか、早く仕事を上がって金曜の夜に会えたりなど、うまく調整して会っていますよ!自分のペースで過ごせるので、私は充実した休日を過ごしているんじゃないかなと思っています(笑)

 

自分自身を高める人と知り合える販売職。

それに、販売員の友人もできますよ。平日にしか行けないところにいったりもできますし、販売員の人たちは、本当に自分自身を高めることに取り組んでいる人が多くいますから、刺激になります。横の輪っていうのは、他のお仕事にはない、魅力のひとつだと思います。

お客様も以前の仕事をしていたら出会えなかった方とお会いできますし、考え方が変わるような出会いもあります。私はお店の異動が多い方なのですが、以前の店舗から異動するたびにその店舗にお買い物に来てくださるお客様もいます。長いお付き合いのお客様になるとご家族の成長を傍で見守らせていただくことができて、本当にうれしんです。

 

今後も販売員という仕事を高めていきたいですし、自分らしい接客を目指していきたいと思っています。だから、いつも興味のアンテナを立てて、フットワークを軽くしておきたいと思っているんです。実は、いま中国語を学ぶことと書道に興味があるんです。中国語を学べば接客の幅を広げられますし、書道はお客様に美しい字でお手紙を書きたいと思って。メールや電話など簡単に連絡するツールはありますが、だからこそ思いを込めて手書きで温かいメッセージをお届けしたいなと思ったんです。楽しく、いろんなことに興味を持って、チャレンジしようということを忘れたくないんです。

 

販売する仕事は、奥深く、無限の可能性を秘めた仕事だと思っています。夢やワクワクすることを共有できる素晴らしい仕事だと思います。コロナ禍でつらい状況もあったかもしれませんが、そのことがあったから成長もできたんじゃないかと思います。そうした経験も含めて、ひとりでも多くの人と一緒に、誇りを持って、ファンをつくって、意識を高めて販売の仕事をしていけたら嬉しく思います。

 

 

インタビュー・文:馬場真由香(フリーライター)

写真:清水洋延(JASPA事務局)